おはようございます。はごろもランジェリー店主の治代です。
先日の着付け教室で「半衿のつけ方」を習いました。
今まで自己流でやっていて、どうしても上手くいきませんでした。
長四角の布を、直線縫いするだけなのですが、不思議なくらい仕上がりが違うのです。
【縫い代を1cmとって、まち針でとめて、縫う】
言葉で表すとこれだけ。
だけど、その縫い代を1cmとる時に、水通しはするのか、アイロンはかけるのかは状況によって違います。
そして、針の太さ長さや、糸の種類などなど、人それぞれ普段使って馴染んでいるものが違います。
また、これまでの経験で和裁をしていたり、洋裁メインだったり。使っている道具の差もあり、縫い始めの方向が違ったりします。
これは、手作りの下着にも言えることだなぁと思います。
レシピを見て、同じように作っても、同じものが仕上がらないのは、単純に生地の違いだけではないと思います。
環境や習慣の違いも関係しているだなんて、本当に不思議でひとりひとりが尊いなぁと、つくづく思います。
ただ、私が半衿に苦戦していたように、途中で苦戦されている場合は本当にお気軽にメッセージ頂きたいのです。
どんな小さなことでも構いません。
最近のご質問では
「断ち切りと書いてありますが、縫い代は必要ですか?」と、ありました。
レシピ通りで言えば、縫い代は無くて良いのですがマイサイズに調整するチャンスでもあります。
縫い方や生地にもよるので、お伺いしながら説明しました。
その他にも「3つ折りが出来るかどうか」とありました。
生地の名前が同じでも、厚さやかたさが生地それぞれで違うので、こういう時に私がそばでお声かけ出来たらなぁと思うのです。
「この生地は3つ折りが難しそうなのでジグザグで対応したら良さそうです」
「ここは生地を緊張させながら縫ってみてください」
などなど
先日も、幼なじみとワークショップをしていて、縫う時の指の運び方を変えただけで縫い目がまっすぐになりました。
綺麗にピシッと仕上がる時、作品そのものに「ツヤ」が出ます。
「経験」も大事ですがほんのちょっとの「コツ」を知るだけで、スムーズに進む、人対人の触れ合い。ワークショップの重要さを改めて感じました。
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