経血コントロールという言葉が出来た経緯を私は知らないけど
言葉通り、生理の時の経血を自分の意思で決めることが出来ますよ、という解釈だと思います。
そして、私はこの言葉を知る前から自然としていた習慣が、経血コントロールに当てはまることでした。
経血を無理に止めたり出したりすることは身体の機能的にも無理があります。
それではなぜ、コントロール出来るのかと言うと
排尿や排便のため定期的に行くお手洗いのタイミングと同じように経血もお手洗いで意識的に出す様にするからです。
経血はずっとダラダラ出続けているものではなく
「あっ」という沢山出てくるタイミングがありますよね。その手前でトイレに行く。単純に、その習慣なのだと思います。
私はたまたま肌が極度に敏感で、どの生理用品も極力つけて居たくないことから
お手洗いで経血を出しきっておくことを初潮が来て間もなくから自然と身につけていきました。
ですので、私の感覚でいう生理用品は、お手洗いで出し切らなかったものをキャッチしてくれる、または「あっ」となってしまった時のためのものなので
受け止める量や大きさを増やす、吸収力抜群の大きなタイプがあるのは、どう使うのかわかりませんでした。
身体のことを知れば知るほど不思議なのですが
まずは生理をどう捉えているかで扱い方に差が生まれるのかもしれません。
それから、生活リズムも生理に大きく影響してきます。
食べたもの、睡眠時間、ストレスを感じているかどうかまた季節毎の暑さ寒さなども大きく関係し
排卵日や生理前の過ごし方で生理の状態、経血の粘度や色、量などに変化があります。
自然に起こる身体の仕組みを無理に止めてしまう行動は、後々に自分の身体の状態として返ってくる感じがします。
大切な予定
例えば式に出席するとか、試合の日だとか、外せないだいじなタイミングが生理だったら…
積み重ねて行くと、こういう日に生理になったとしても、緊張すると経血量が少なくなり、リラックスした時に出るという
いわゆるこれも経血コントロールのひとつと言える、身体の状態にもっていくことが出来ます。
何かに集中したかったら、生理(身体)を味方につける、と言った感じでしょうか。
私も初潮からずっと、上手くコントロール出来てたかと言うと、そうとは言えない時期がありました。
それは、妊娠、出産を経験した前後の10代後半から20代前半まででした。
そもそも生理をわずらわしく感じ、突然くる!という感覚の時は、とても忙しく過ごしていたように思います。
いつか、学校やお母さんやお姉さんやおばあちゃんから聞いた
だいたい2週間で排卵日が来て、2週間で生理が来る身体のリズムを
違えば異常か心配になり、そして、経血量や痛みは個人差が激しいので
「これは大丈夫なのか」と、思うことが度々あることも。
他の人の状況を知らないですものね。自分と向き合うのみ。相談相手がいることも、だいじだけど、やっぱりその前に、自分を知ろうってことが多いかな~。
身体と身体のリズムを知っていることで、ある程度の目安にもなるし、受診の際にも役立ちます。
この身体の仕組み、すごいなぁと思うのです。神秘ですよね。
愛おしい身体。