着物リメイクと今年亡くなった祖母のこと

こんにちは。はごろもランジェリー店主の治代です😊

週末はお休みを頂いておりますが、昨日からなぜだかものすごく「作りたい」スイッチが入っていて、朝からずーっと縫ったり洗ったりアイロン掛けたりしています(笑)

で、今ひと休み☺

この作りたい気持ちって皆さまから頂くお写真やメッセージのおかげだと思います︎💕︎

いつも、ありがとうございます✨

あれこれ作りたくてたまらないのに、あっという間に一日が過ぎていく毎日ですが、先週は末っ子の七五三参りに行きました。

そして、今度は来月にある息子の結婚式に向けて準備を始めています。

とはいえ私は最初のお嫁入りの時に家族が用意してくれた自分の留袖があり、初めて着ることを楽しみにしています👘

一方、私の母は着る服をどうしようか迷っていました。

留袖は24年前の私の結婚式で着て以来で、小物はもう揃っていません。また新たに揃えるとなると大変だからと「留袖ドレス」を探して欲しいとのことでした。

当初は一年くらいの猶予があったので作ろうと思っていたのですが、結婚式の日が早まったので断念してメルカリやラクマで探していました。

素敵なものが沢山でワクワクしていました❤

でも、確か…今年亡くなった祖母(母にとってはお姑さん)が、私のいとこの結婚式に、留袖ドレスを着たような…

母が祖母のタンスを探して、見つかりました✨

「でもね、はるちゃん、すごいシワシワじゃけぇやっぱり探して!」

母がそう言うので、幼なじみに話をしたら持っているということで貸してくれ、色々着てみることに。

その時、初めて祖母の作ったリメイク作品を見ました。

「なんか、これ、ズレとるね」
「綺麗に縫ってあるねぇ」
母と話しながら試着。

祖母は、オーダーカーテンを作る職人さんでした。器用になんでも作って、晩年は編み物教室などに通って楽しんでいました。

そして【結婚式に祖母(の形見)も参列して貰うことに決めました!】

さて、問題はシワなのですが、着物のリメイク品は色落ちや縮みを考えたら、安易には洗えません。

「はるちゃんよろしく~!」と言い残して去る母😅

で、今日勇気をだして、洗ってアイロンをかけました。

最初に霧吹きで縮まないか試し、水洗いをすることに。でも、色落ちは避けられませんでした。

「なんとか着れるようになりますように🙏」

洗濯機で軽く脱水して、アイロン掛けに取りかかり…そこで、気づきました!

「裏に金色の刺繍紋がある…これは留袖じゃない。そういえばこんなシンプルな柄の留袖なんてあまりないよね。これは、黒の絵羽織だー!」

羽織は洋服で言えばカーディガンのようなもの。丈が短いのでスカートにするには至難の業だったと思います。

祖母が笑いながら「ほーよ、大変じゃったんよ」と、言っている気がしました😊

なんとか着れるようにアイロン掛け出来たのも、祖母のおかげ。可愛い曾孫の結婚式に出たいんですね。

一度きりでしたが、亡くなる2日前に曾孫のお嫁ちゃんと初玄孫にも会えたんです。素敵な冥土の土産になったなぁ、なんて思っている孫の私なのでした😀

 

スポンサーリンク
おすすめの記事