布の仕入れをして思うこと

ここ数年

コットンを育ててみたいと思った理由は

「布はどうやって出来ているのか」

肌で感じて深く知りたいと思ったから。

 

ツインハートで扱っている

「ナチュラルカイロ」

この米ぬかや玄米などを包む生地には

生機を採用している。

 

生機とは

染色や仕上げ加工をされる前の

生地のことです。

 

いわば

みんなが手に取り選ぶ生地たちの

一番最初の姿。

 

私はこれを初めて見た時に

大げさかもしれないけれど

世に出回っている生地の全てに

感謝をしました。

 

どれだけの手間をかけて

私の手元に届くのか

想像するだけでワクワクしました。

 

原料を育てる

機械を作る

デザインする

加工する

ここからの枝分かれは

計り知れないほどの

ひと手間がかかっている。

 

私の元に届くまでのドラマが

心に響くのです。

 

植物を糸から布にして

好きな色や模様に染めるとなると

やはり大規模なことを想像しますから。

 

質も、好みも大事だけど

そこにはエネルギーが宿る。

だから

感じることを大事に。

最後に仕上げる私と響き合う。

このことを大事にしています。

 

近頃は情報過多で

頭で考えがちですが

感覚とその感覚を感じた

自分そのものを尊重することが

知識よりずっと大事だなぁと思いました。

 

注意書きの多い説明書を読みながら

他人に知識の開示を求めすぎて

感じて工夫することを

忘れてがちだなと思いました。

 

伝わるかな

 

例えば

病気になった時

お医者さんや薬で治るのではなくて

病気を治そうとするかどうかは自分次第。

みたいな。

 

そういう根本的なところを

見失わないように

確認しながら進む感じ。

 

布のこと

食べ物のこと

 

危険なものを避ける

安心安全を求める。

 

だけどそれは

どうしてそうなっているのか。

そして

自分がどう感じるのか

確かめてみたい。

 

生機は

オーガニックコットンとは違います。

オーガニックコットンが

売られているのものをみると

染色も穏やかなものが多いです。

 

じゃあ

色つきは全部ダメかというと

今度は色が持つ癒し効果などあるだろうし

一辺倒で見ずにおくことも大事で

 

表示されない

目に見えないもの

それも肌の刺激になることが

あるかもしれないし

実はそうでもないかもしれない。

目に見えないものを

闇雲に恐れるよりも

何故それが良いのか

何故好きなのか

一般的に言われている安心安全よりも

自分の感覚でどうなのか

知りたい、感じたいと思ったのです。

 

 

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