【譲り受けた着物の行方】たつけと上っ張りを作ろうか

私が着物を譲り受ける時

基本的に「全部」受け取ることに決めています。

流れを想像していただくとよくわかると思うのですが

着物を沢山お持ちの世代の方は、良いものは身内にお譲りされたい気持ちがあり

既にお譲りされた後の時もあれば、まだこれからということもあります。

私のところにお話をいただくタイミングによるんですね。

お受け取りされるご親族やご友人の方がいらっしゃらない時

もしくは既に他界されていて身内の方からのご依頼

それによって残っている着物たちの感じが少し違います。

ですから全部受け取るのですが、まずは仕分けから入ります。

使える可能性を探すから。

これはこんな時に使います。お手元にあると良いですよ、など。

色んな思い入れがあると思いますので、それを一緒に見る作業です。

だけど、私のところにお話をいただく時点で、かなり覚悟されてのことだと思いますので

実際は思い出話といった感じであたたかい時間が流れます。

 

そして、私の元へ来てくれた着物たちは、今のところ、どうしても処分しなければならなかったものはわずかです。

生地ってすごいですね。その素晴らしさを実感する為にこの作業をしているのかもしれません。

特に昔の絹なんかは、50年経っても朽ちることなく存在してくれています。

紬やウールなんかは、普段着で着てることが多いので、かえって残りにくいということもあるのかもしれません。

食べこぼしのシミなどは、ある程度は気にせず着ますし、どうしてもとれないものは、解いて反物に戻してリメイクします。

 

優先順位はこんな感じ

そのまま着る→リメイクまたは反物に戻す→リメイクのリメイク

 

たつけと上っ張りを作りたくて、引っ張り出した生地。そのまま着たかったくらい個性的で好き。

変わった柄で、仕上がりが楽しみです。

春の農作業に間に合うといいのだけど、、、笑

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